やりたい事を見つけるには…「ぼーっとする」から始まる

ちゅんちゅんちゅんちゅん(鳥の声)
ジジジジジジジ~~~(虫の声)
ぐお~(エアコンの音)

(・・・・・心地ええな~)

手に持っているスマホを置き、本を読むのもやめ、ネットを見ることもやめ、ギターを弾くこともやめる

椅子に座って、ひたすら五分ほどボーっとする。

外の景色を眺めたり
テーブルの木目を眺めたり
風に揺れる洗濯物を眺めたり

五分間何も考えないで過ごす。

それだけで、多少頭の中は整理されてスッキリする。

すると、ごくごく自然と
「あ~、こんな曲弾きたいかも~」
「アイスコーヒーでも仕込もうかな~」

とやりたい事が、じわじわと溢れてくる。

なぜこんな、一見無駄に思えるような事をするのかと言うと

自然なやる気を引き出すためだ。

世の中には、「やりたい事が見つかりません」という人がいる。

きっと、その理由の一つに

自分自身の余白の無さ

というものがあるのではないか?と僕は思う。

そういう人は、とにかく今すぐにでも、全てをやめて、五分間ぼーっとしてみるべきだ。

現代は、情報量に溢れている。そのせいで、頭の中は常に忙しい。

ちょっと時間が出来ればスマホを見て、SNSを開き
誰かの記事や動向、はたまた、為になりそうな情報を取り入れ、気になる情報を永遠と見る。

パソコンを開けば、YouTubeで楽しそうな動画を見たり、欲しいものを検索したり、調べたりする。

確かに、情報を大量に読み込める時代になって、とても便利になった。

おかげで、簡単に有料級の情報を手に出来たり、欲しいものもどんどん調べられる、ネットを通した交流も盛んになり楽しい。

だけど、情報の入れすぎは、選択肢を増やし、頭の中をパンクさせる

もちろん、僕もその一人で、ついつい隙を見つけてはスマホを見て、ブログを読んだり、SNSを見たりする。

常に情報に触れている状態にある。

それが理由かは明確ではないけど
時折、何に対してもやる気が起きない、自分が何がしたいのかが分からなくなる時があった。

普段は、育児をし、家事をし、仕事をして

それだけで、結構疲れているのに。
さらに、情報に触れ、きっと頭は疲れているからなのかな?
とも思ったりした。

だから、意識的に頭を休ませてあげようと思い

五分でも、時間を見つけては
猫みたいに、脱力し、ぼーっとするように心がけている

ボーっとしながら耳を澄まし

風の音、虫の音、鳥の声、葉っぱの擦れる音、車の走る音、人の足音、ドアの開く音に耳を傾ける

さらに、エアコンの温度、太陽の温かさ、風が肌をなでる感覚も意識する。

こうして、五感を優位にさせる。

すると、なんとも今を生きている感覚がして、心地がいい。

その瞬間は、ただそれだけがあって
悩みや、不安もなければ、楽しみ、欲求などなども存在しない。

その、何もないを感じて、心地よくなり、心を調えるようにしている

たったこれだけなんだけど、繰り返していると、自分の中に余白ができて、元気も湧いてくる。

そして、自然と「○○やってみようかな~?」という
無理やりではない、自然なやる気がじわじわと湧いてくる

やりたい事を考える時、頭の中で、考えて、情報をたくさん入れて、調べてやりたい事を探すことも大事だけど

それよりも、まずは何もしない時間を作る事で、自分自身に余白を作り、自然と体が動く事をやるべきだと僕は思う。

だから、僕は今日も、時間を見つけては、ぼーっとして過ごす事を意識している。

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