こんにちは!Music Cafe House526のこうたです。
曲制作やアレンジの時、出来上がった楽曲の音質をバランス調整する作業(MIX作業)があるのですが
この時に大事にしているたった一つの事は
ズバリ!
「取捨選択」
です。
なんかこれ、生き方とかにも共通しているな~
と思うんですが
人生に全部が全部を詰め込むこもうとすると、バランスを崩してしまうんです。
大人になると趣味や、仕事、家事、育児と、やる事は沢山。
もちろん、全部を100パーセントの力でやりたくもなると思うんですが、まず無理ですよね?
全部を100パーセントでやろうとすると、きっと時間が足りなくて、睡眠時間を削ったり、どこか疎かになる部分も出てくる。
例えば、
仕事ばかりやりすぎると、家事や育児が疎かになるとか。
興味ある事を増やしすぎて、家庭が疎かになるとか。
そうやってバランスを崩すことで、本来生きたい生き方から外れていってしまうんです。
「何が自分にとって、重要なのか?」
を見極め
「何を捨てなきゃいけないのか?」
「何を辞めなきゃいけないのか?」
という取捨選択をしないと、精神のバランス、生き方のバランスを崩してしまう。
自分の生き方全体を見ながら、これは必要、これは不要という見方をする事が大事だと思う。
良い人生、いい音楽というものは、このバランスが保たれている状態なんだと思う。
曲の中で、楽器個々の低音から高温がフルで鳴ってたら、バランスを崩して、聞くに堪えない音楽になってしまう。
音がモワっとしたり、うるさくなったり、何が主張したいのか?が分からない音楽になってしまう。
そんな状態を避けるために、バランスを調整していくことが大事。
例えば
ドラムやベースがいるなら、ギターの低音はカットする
鍵盤と、ギターの音域がなるべく被らないようにする。被ったとしても、100%を超えないようにする。
どの楽器がメインで、どの楽器がサブなのかをハッキリさせる。
などなど
これらを意識すると、すごくバランスが良くなります。
ギター単体だけだと、低音の鳴りがあって、迫力のあるサウンドが魅力だから、ギタリストはついそうしようとしてしまうのですが
楽曲の中に混ぜると、ほかの楽器とぶつかり合って、モワモワしてしまったりする。
これは、曲を聴くときもそうで
つい自分のやってる楽器しか聴かなくなりがちになる。
そうなると、単体の音質を求めて、全体のバランスを崩してしまう。
だからこそ、曲全体の音の出入り、バランスを見る必要があるな~と思っています。
つい、人の良い部分、成功している部分を見てしまいがちになり、その状態を追いかけようとして、結果、自分の生き方のバランスを崩してしまう。
という状態とよく似ている気がします。
曲全体のバランスを聴くのと同様に
その人の良い部分、成功している部分ばかりだけではなく、悪い部分、ダメな部分も見て、その人の人生はどうバランスをとっているのか?
を見ていくといいなと思います。
真似るのも大事なのですが
最終的に
自分には自分なりのサウンドがあり、自分には自分なりの人生がある
という基盤、自分なりのバランスを持つことが大事なのだと思います。
そのためには、何事も「取捨選択」をすることが必要なんだなと感じます。