
こんにちは。
「作曲・編曲・ギタリスト」をやっているこうたです。普段は写真一枚から、Youtube等で使える音楽を制作させて頂いています。
先日こんな話を聞きました。
「0歳~5歳までの、育児が大変な時期に、夫が家事や育児をあまりやってくれなかった事を、女は墓場まで忘れない」
お、恐ろしい…
実際に本当にそう思うのか、妻に聞いたところ
「具体的に、何をやってもらえなかったとかは、忘れるかもしれないけど、“大事な時に助けてくれなかった”という記憶だけが残ると思う」
とのこと。
大事な時に助けてもらえなかった。
という裏切られた感覚、期待外れ感や、寂しさを残したまま、その後の夫婦関係が進んでいく。
その後、夫がどんなに頑張ったとしても、“大事な時に助けてくれなかった”という感覚は、完全には消えないとのこと…
つまり、夫婦間に溝が出来たまま、その後の生活が続く。
そしてその溝は、その後夫がどう頑張っても、完全には埋まらないらしい。
下手すれば、溝が亀裂になることもありうる。
すなわち、育児の大変な時期に、家事育児をしていないと、妻に捨てられる可能性は非常に高くなる。
家事・育児を物理的に一人でこなすのは困難を極める。
家事・育児は本当に大変。
僕は現在、0歳と3歳の娘がいるのですが、毎日精神と体力をすり減らしています(笑)
基本的に子供達は可愛いのですが、時々、ほんとに嫌気がさす時があります。こんなに大変なのか、、、と絶望する時もあります。
正直、家事・育児を主体的にする前は、こう考えていました。
「家事・育児が大変って言っても、家に居れるし、子供なんて言って聞かせればいいだけ。ぶっちゃけ仕事より楽勝でしょ。」
と。
きっと、同じ考えを持っている、お父さん方はいるんじゃないでしょうか!?(正直にお答えください!)
甘い。マジでその考えは甘い。
こんな甘い考え方が出るのは、ちゃんと家事・子育てを自主的にやっていなかったから。
子供は言っても聞かない。
ご飯を作る時も、遊ぼうと言ってくるから、ご飯作りが進まない(断るとめっちゃ泣く)
ご飯食べようと言っても食べない。(毎日、テンションを上げてやらないといけない)
ご飯をすげー散らかす、汚す。(テーブルがいつの間にかベタベタに…俺の服にもソースが…)
自分のご飯はいつも後回し。(子供のご飯を冷やしてあげたり、食べやすいサイズにしてあげてるから)
お風呂に入れようとしたら嫌がる。(なので毎日、子供がテンションの上がるネタを仕込む)
叱ればいい。なんて簡単な問題じゃない。
叱ると、さらに泣く。ギャン泣きすると、ご飯も食べないし、お風呂も入れられないし、なによりこちらの精神がとてつもなくすり減る。
感情に任せてもいい事はない。子育てには冷静さと、頭脳戦が必要になる。
もちろん、子供の相手だけではない。
料理をしたり、洗い物をしたり、洗濯だってある。
そう。家事・育児は精神的にも、物理的にも膨大な仕事量なのだ。
我が家は、これらの仕事量を夫婦二人でこなしている。
それでも、毎日、物理的にも精神的にも精一杯になっている。
それゆえに、ほぼ毎日一人で家事・育児をやっているお母さんというのは、かなりの負担がかかっていると思う。ハッキリ言って、ありえない!
しかし、日本の家庭はそんな状態が多い傾向がある為、令和時代になった今ですら「母親が家事・育児を一人でやる」みたいなものが当たり前になっている風習が各所で感じられる。
そのせいで、母親は一人で家事・育児を抱え込み、父親は当たり前に残業をして家に帰る。
果たして、そんな状態でいいのだろうか?良好な夫婦関係、家族関係は築けるのだろうか?
僕はそんな状態ではダメだと思う。
じゃあ、我々男がやれる事といえば、なんだろう。
答えは、とにかく早く帰宅する。そして家事・育児を主体的にやる事だ。
仕事が多忙で、そんなの無理だ~!と思うのなら、転職という選択肢だってある。
その程度の理由で転職は…という意見もあると思う。
とはいえ、自分の仕事を円滑にしたい、自分の人生を有意義なものにしたい!
と思うならば、まずは、家庭環境を調えることが何よりも優先すべき事項である。
転職理由として、“家庭環境を調える為”というのは大いにありだと思う。
妻は夫に、転職してと言えない。
ここで知っておいてほしい事は
転職しよう!と決断する事は、夫にしかできない。ということ。
妻は夫に転職してと言えないのです。
僕の妻が言っていたのですが、「一生懸命頑張っている夫に、その仕事辞めてとは言えない」と。
そう、夫だって、別に家事・育児がやりたくないから仕事をしているわけではないのです。
本当は、家事・育児をやりたい気持ちはある。
でも、仕事上そうもいかないから、仕方なく遅くまで働いている部分は大いにあると思う。
男だってそういったジレンマを抱えながら、一生懸命やっている。そんな人に、「仕事辞めて。仕事変えて」とは言えない。
という優しさが妻側にはあるんだと思います。
しかしながら、厳しい言い方をするようだけど、それは“頑張り方を間違えている”。
頑張るのはそこではない。
「ライフスタイル(働き方)を変化させることだ」
男の特徴として、僕もそうなんですが
「変化することが怖い」という習性がある。
成功確率が、60~80%以上の保証がなければ男は変化することを恐れる。
これは、結婚や出産等、ライフスタイルの変化が多い人生の女性に対して、男性はライフスタイルの変化が少ない。という理由から変化することに慣れていない。
それらの理由から、ライフスタイルは変化させずに、現状で頑張ろうとする。
しかしながら、それは本当の頑張りではない。
頑張るとは・・・
「出来ない事を、乗り越えようとすること」
すなわち、ライフスタイルの変化を起こそうとすること。転職をする事なんだ。
だが、ここが分かっていない男性は残念ながら多い。そして、家事・育児の出来ない夫が出来上がる。
そうなると、家事・育児に関し、夫は足手まといとなり、夫はただお金を運んでくる「ATM」と化すだろう。
夫がいない方が楽と言われるようになったら試合終了
ATM夫の口癖は
「○○どこにある~?」「○○ちゃんがうんこしとるよ~」「今日ご飯何~」「なんで○○やってないと~?」
は?てめーはお客様か?子供じゃないんだから、しっかりやれや!と言いたくなる。
子供だったら、出来なくて当然。出来ない事も多い。
でも大人は出来る。大体の事は出来る。
だからこそ、夫に期待してしまう。
にもかかわらず、夫は何もできない。
その”小さな期待の裏切”が積み重なり、だんだん期待することに辛さを感じ始めた妻は、ついに期待することを辞めてしまう。
会社員をしている男性は分かると思うが、期待されない、いまいち使えない社員は,あまり仕事も与えられず、下手すれば左遷され「窓際社員」となってしまう。
家庭内での仕事は、家にお金を運んでくる事ではない。家事・育児をやる事だ。
それが出来ないのであれば、家庭内で「窓際社員化」してしまう。
「窓際社員」は場の空気を下げるし、いない方が気持ちが前向きで晴れやかになる。
そう思われるようになったら、試合終了だ。
煙たがられて、家に居づらくなり、飲み屋に通い、いつか妻に捨てられるだろう。
家庭内窓際社員に成り下がってしまう前にやれる事は一つ。
家事・育児を「主体的」にやる事だ。
家事・育児を手伝う、という感覚じゃなく、「主体的」にやる。
その為には、家事・育児を主体的にやれる環境を自分で作り出していくしかない。
男は環境を変えるしかない。
もし、現在の働く環境が
・毎日の仕事を遅くまで残業しなければならない
・休日出勤を月に二日はしなければならない
という状況ならば、環境を変えるしかない。
働く環境がその様な状態で“主体的な家事・育児”は物理的に出来ない。
ここまで少し厳しい意見ばかり述べてきたが、僕が思うに、環境を変えれば解決する家庭内の問題は沢山あると思う。
すなわち、自分で環境を変えられる度胸と、努力さえあれば、人は割と簡単に幸せになれる。
僕自身、昔は工事現場の現場監督をやり仕事で多忙な日々を送っていた。
そして、その後は個人事業主で開業をしたが、これまた多忙な日々を送っていた。
そんな時、妻に子育てや家事のほとんどを、妻に任せしていた時期があり、産後に辛い思いをさせてしまっていた時期があった。
やはりその頃は、会話も少ないし、険悪、、というか、冷戦モードになることもしばしばあった。
しかし今は、二人とも、毎日定時で帰れる、家から10~15分ほどの会社に勤めているので、二人で家事・育児をやれるようになった。
今では、妻と「あの頃は辛かった、実はこう思っていた」等とその時の気持ちを面と向かって話し合い
家事・育児が、お互いの負担になりすぎないよう、ちょうどいい塩梅になるよう二人で工夫して話し合っています。
もし、あのまま僕自身が仕事で多忙な日々を過ごしていれば、将来的に捨てられる可能性が上がっていたのかもしれない。
しかしながら、僕自身これじゃダメだ!と思い、右往左往はしたものの色々と”環境を変える努力”をしてきた。その甲斐あって今があるのだと思う。
今思うと、あの時、思い切って会社を辞めてよかったなと心底思えています。
確かに一時期は、資金繰りで苦しい思いを。その後遺症で、いまだに少しずつの借りたお金の返済だってある。
とはいえ、当時仕事ばかりしていた頃以上に、気持ちの安定感や、幸福感はとても高い。
こういった人生の選択って、目先の不安を見て動けなくなるよりも、もっと長期的な目線で物事を判断することが大事だと、身をもって実感しています。
今ではもっと、夫婦で話す時間や、もっと家族でキャンプを楽しむ時間も増えた。
喧嘩する事も減った。子供達と遊ぶ時間も増えた。
そして、自分の好きな事を仕事にする時間も増えた。
それゆえに、未来に対する不安よりも
「こんなこともできるかも!こんなことをやってみたい!」
という希望やワクワクした気持ちをいつも持てている。
改めて、環境を変える努力をしてよかったなと思えています。
ライフスタイルや環境を変える事は、生き方を最高のものにする為に、最も手っ取り早くて、確実な方法です。
もしかしたら上手くいかないかもしれないし、上手くいくかもしれない。
少し賭けに思うかもしれないけど、何も動かない、行動しない現状よりも、確実に一歩進みます。
なにより、自分の人間力が確実にアップします。
男は度胸だ!常に、自分の進化を止めてはならない!
今日もし、この文章を読んで、何かしら危機感を感じてくれたなら、僕は嬉しく思います。
家庭環境が今のままじゃマズいな…と思う方は少しずつでもいいから、環境を変える事に注力することを心からお勧めします!
ではでは。