仕事の辛さを軽減する為に、とるべき行動とは

仕事が辛い。でも働かなきゃ食っていけない。この辛さをなんとか軽減できないだろうか…

僕は昔、仕事の辛さから、いつもこんな事を考えていました。

きっと、今も同じような思いを抱えている人は沢山いると思います。

しかし、僕はある事をしたことで、仕事に対する辛さは軽減されていったのです。

 

その理由について、僕の事象を例に挙げ、話していきたいと思います。

 

冒頭で答えを言ってしまいますが、仕事の辛さを軽減する事にあたり、最も重要なことは

自ら環境を変え、物理的に関わる時間を減らすこと」です。

 

昔の話にはなるのですが、僕は建設業の現場監督として働いていました。

当時の働いていた環境は、とても居心地がいいと言えるものではありませんでした。

・休みも少なく、残業も多い。
・危険・汚い・厳しい・きつい・臭いの5Kがそろった環境。

さらに、ちょっと気性が荒めの職人が相手の仕事だったので、ガチで刑務所・特別少年院上がり、全身入れ墨の人達という、なかなかに武闘派な人達を相手に仕事をしていました。

みんな気性が荒く、どちらかというと温厚なタイプの僕は圧倒されていました・・・

結果的に、僕は会社を辞め、個人事業をするという方向へ向かったのですが

実は、辞める直前、ずっと抱えていたストレスは軽減されていました。恐れていた職人の組長、、じゃなくて、社長さんに怒鳴られることもなくなり、居心地のいい時間もあったくらいです。

じゃあなぜ、あれだけストレスを抱えていた僕が、ストレスが軽減されたのか?

 

それは「物理的に関わる時間を減らした」から

 

ちまたでは、「ストレスを軽減する方法」として、あらゆる自己啓発本が存在します。

確かに、自分を変える事は大事です。

しかしながら、それ以上に大事なのは、自分の”環境”を変える努力をすること

始めはこれに尽きます。自己啓発はその後だと、僕は思います。

では、環境を変えるとはどういうことなのか?

具体的に僕がやったことを挙げると

・仕事が残っててもなるべく定時で帰る

・お客さんの仕事を断る

・定時後のお客さんの電話は無視する

・信頼のある外注先にどんどん仕事を任せる

・会社の飲み会で二次会は絶対に行かない

・ゴルフの強要をハッキリ断る

・毎日上司よりも先に帰る

・会社から強制的に受けさせられる資格試験を断る

・平日に休みをとって、携帯の電源オフ

・出社はいつも五分前

 

等を実施しました。

こうすることで、自分から環境を変える努力をしていったのです。

会社から見れば、社会人暗黙のルールを破り、会社の常識を破壊する、クソ社員です(笑)

でも、そう思われていいって覚悟したんです。クソ社員と思われていい、出世もしなくていい。

それよりも、もっと大事だと感じていたのは

「自分が心地いいと感じる時間を増やすこと」でした。

 

 

ただ、こうして行動するのは、とても怖い。誰だって、自分への評価は下げたくないものです。

 

無難なままでいたい。

会社の言うとおりにしておいた方が楽。

皆と同じ行動をしておく方が安心する。

上司からの信頼を裏切れない。

その時だけ、自分がちょっと我慢すればいい。

 

きっと、こういった思いがあるのかと思います。

 

しかしながら、こういった思い、あるいは行動は、どこかで打破しなければならない。乗り越えなければならない。

言うなれば、自分が先頭を切って会社の常識、上司の常識を壊さなければならない。

そこまでしなければ、「環境を変える」ということは出来ない。

 

いつも通り勤務して、いつものように嫌な思いして、ちょっと我慢して、毎日、あ~今日も会社行きたくないな~ってぼやく

なんなら、自己啓発本を読んで、セミナーへ行って、その時は分かった気になってスッキリするけど、数日後、また同じように、会社行きたくないな~ってぼやく

だらだらだらだら、この繰り返しをやったって、環境が変わるわけがない。

環境が変わらないという事は、ストレスも軽減されない。ストレスが軽減されなければ、やりたい事をやる力も残らない。

つまり、人生が変わるわけがない。

 

環境を変えるには、自分が常識としていることを破っていく勇気が必要になる。

会社や上司、同僚が「社会人の常識」と思い込んでいる部分を、破っていく勇気が必要になる。

始めはとても勇気が必要です。

勇気をもって行動した後に、「お前は常識がないな~」と言われることもあるかもしれません。

でも、ここでめげてはいけない。中途半端に諦めてはならない。

すると、時がたつにつれ、徐々に慣れ始めます。そして、自分に常識ないキャラが定着します。

そして、その時に気づくんです!

「あ~今まで、定時上がり無理だと思ってたけど、出来るんだ!」

「飲み会の二次会に絶対参加しなきゃいけないと思ってたけど、別に行かなくてもいいんだ!」

「会社員の常識って、思ってたけど、そんなことないんだ」

「案外周囲からの評価も変わっていない」

 

こうして、自分の中の常識が変わり始める。常識が変わると、さらに気づく事があります。

それは

辛い状況にしていたのは自分の選択だった

ということ。

 

すなわち、自分が自分に対し「これはやってはいけない」「あれもやってはいけない」と厳しく取り締まっていたということです。

それが自分を苦しめていた原因と知ることが出来ます。

僕は、環境を変えるという実戦を通して、このことに気づくことが出来ました。

 

きっと、頭では分かっているけど・・・なかなかね~・・・という方も多いかと思います。

でも、勇気と気合を持って選択した先には、きっと見たこともない未来、体感したこともない感覚が待っているはず。

 

仕事に対するストレスが軽減されると、不思議な事に今まで苦手だった相手も冷静に分析することが出来ます。

相手に対して、不快を抱いていたのは“自分の選択だった”というのが、少しだけ分析できるようになります。

したがって、今までよりも、人間関係が円滑になっていく。

僕が、業者の社長さんから怒鳴られなくなっていったのも

ストレスが軽減され、相手を分析し、自分を分析し、関係が円滑に進むテクニックを自ら発掘したから。

さらに、自分のキャパ以上の仕事を、ちゃんと断ること、定時上がりする為に、効率よく仕事を進める事を実施するので、ビジネススキルもアップします。

環境を変える、ということには、これらのメリットも含まれているんです。

仕事が辛い、なんとかしたいと思うなら、いつまでも、今の平行線上を行かないこと。

理想の未来は今の自分が選択する、一つ一つの行動でしか生み出せない。

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